♢昂ぶる熱、絶頂の果てに
煌が、ゆっくりとひよりの股の間へと身体を滑らせる。ベッドが大きく軋み、シーツが擦れる音が、妙に生々しく耳に響いた。
「んんぅ……っ、あ……ぁあ……っ」
ひよりの喉から、今までで一番甘く、長い喘ぎ声が漏れ出た。それは、痛みに似た快感に打ち震えているかのような、純粋な叫びだった。声の奥に、ごくわずかに「助けてほしい」と懇願するような、あるいは「後悔」に似た悲鳴が混じっているようにも聞こえたが、それはすぐに快楽の波にかき消された。
「んっ……ふっ……ひぁあっ……!」
身体が大きく震え、指先までピンと伸びた。
「ひよりちゃんの中、気持ちいい!最高だな!」
煌はひよりの耳元に顔を寄せ、その鼓膜を直接揺らすように囁いた。
「こんなに気持ちいいなら、もっと早く誘えばよかったな。お前って最高だよ、本当に。誰も知らない、俺だけのひよりだ」
煌の言葉が、悠真の耳に突き刺さる。ひよりの「初めて」を、煌が奪い、そしてその喜びを隠そうともしない。その事実に、悠真の精神がギシリと音を立て、内側から砕け散っていくようだった。
煌の表情には、ひよりの快感すらも支配しているかのような傲慢な余裕が浮かんでいた。悠真とは対照的に、煌の息遣いは余裕すら感じさせる。
「ひよりちゃんの胸、大きくてエロいな」
煌の手が、ひよりの柔らかい胸を揉みしだく。吸い付くような肌の感触と、指の間で弾む肉の弾力が、悠真の目に焼き付く。ひよりの白い肌が赤く染まり、汗で輝いている。煌はひよりの肌に舌を這わせるようにキスを落とし、全身で彼女を貪っていた。
「ん、んんっ……や、やだ……っ」
ひよりの抵抗の声は、もはや蚊の鳴くような甘い響きしか持たない。それはむしろ、更なる快感を求めているように聞こえた。悠真は、その声に隠されたひよりの葛藤を感じ取った。彼女は今、理性と本能の狭間で、本能に抗いきれずに引きずり込まれようとしている。
「ひよりちゃんの乳首、ピンク色できれいで美味しい」
煌が、その愛らしい蕾を吸い上げると、ひよりの腰が大きく跳ねた。
「ひぁっ……んんぅ……っ、そこ……やっ……ああっ、いやぁ、だめ……っ」
ひよりの身体は、快感によって弧を描き、煌にしがみつくように指を絡ませる。絶頂が近づくにつれ、彼女の口から無意識に「や……やめて」と、途切れ途切れの声が漏れるが、その抵抗は煌の激しい動きにかき消されていく。彼女の嬌声は、もはや理性など存在しないかのように、部屋中に響き渡っていた。
悔しさと、そしてひよりの甘い声と、煌の言葉に煽られるかのような興奮が、悠真の思考を鈍らせていく。心臓の音が、耳鳴りのように響いた。
再び、ひよりが快感に喘ぐ途中で、悠真の方をちらりと見た。その瞳は、涙で潤み、羞恥と快楽が入り混じった複雑な色をしていた。悠真もまた、逸らせない視線でひよりを見つめ返す。その刹那の視線は、二人の間に電流のような緊張と、抗いがたい背徳的な興奮を生み出した。悠真の息が、喉の奥で詰まる。
「んっ……ああぁ……っ!」
ひよりの身体が大きく震え、腰が激しく跳ね上がった。全身の筋肉が硬直し、呼吸が止まる。煌の名を無意識に呼びながら、彼女はぐったりと煌に凭れかかり、彼の身体にしがみつくように指を絡ませた。それは単なる脱力だけでなく、抗えない快楽への無意識の依存であり、彼なしではいられないかのような身振りだった。
その瞬間、悠真の耳に、煌が深く息を吸い込み、そして、押し殺すような低い呻き声が聞こえた。
「はぁ……っ、ひより……っ」
煌の身体が激しく痙攣し、ひよりの身体の奥深くへと、熱いものが注ぎ込まれる。
ねっとりとした、生命の音が、悠真の耳にまで届いた。甘く、生々しい二人の匂いが部屋に充満し、悠真の呼吸と共に肺の奥まで侵入し、彼の身体を内部から汚染していくかのような感覚に襲われる。
絶望と、そして抗えない興奮が、彼の全身を支配する。「自分はもう、ひよりを愛する資格がない。この汚れた感情に支配されている自分が、ひよりに触れることなど許されない」そう、悠真は感じていた。
そして、その行為の後、ひよりの瞳に、ほんの一瞬、何が起こったのかを理解し、深い後悔と空虚感が混じり合ったような、微かな意識の萌芽が宿った。
♢翌朝の気まずさと、壊れた均衡どれくらい時間が経っただろうか。悠真が次に目を覚ましたのは、朝日が窓から差し込む、もうすっかり明るくなった朝だった。身体は鉛のように重く、頭の芯がずきずきと痛む。昨夜の悪夢のような光景が、瞼の裏に焼き付いて離れない。煌とひよりが密着し、絡み合う姿。ひよりから漏れた、甘く、淫らな喘ぎ声。その全てが、悠真の心を深く抉り続けた。
リビングから聞こえる物音に、悠真は重い身体を引きずるようにして部屋を出た。皆が朝食を準備しているらしかった。気まずさに胸が締め付けられる。悠真がキッチンで水を飲んでいると、背後からスリッパの足音が近づいてきた。ふわりと、ひよりが普段使っているシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。心臓が跳ね上がった。
♢静寂の家と重い空気 商店街から悠真の家までの道中、二人の間に言葉はなかった。秋の夕暮れの空気が、重くのしかかる。ひよりは、悠真の握る手を振り払うこともなく、ただ俯いたまま、その震える足で彼の隣を歩いた。悠真もまた、何を話せばいいのか分からなかった。ただひたすらに、一刻も早く、この沈黙を破り、真実を知りたいという思いだけが、彼の心を支配していた。 横浜の住宅街に建つ悠真の家は、共働きの両親が夜遅くまで帰ってこないため、いつもこの時間は静まり返っている。玄関のドアを開けると、冷んやりとした、人の気配のない空気が二人を包み込んだ。普段なら「ただいま」と明るい声が響くはずの空間が、今日ばかりは重苦しい沈黙に満ちている。 悠真は、靴を脱ぎ、ひよりにも「上がって」と促した。ひよりは、視線を床に落としたまま、ゆっくりと玄関に上がった。 いつもなら、友人が家に来た時は、すぐにリビングへ向かい、お菓子と冷たいお茶を用意して、それから自分の部屋へと招くのが悠真のルーティンだった。しかし、今の悠真には、そんなことをする余裕はなかった。ひよりの、あの震える瞳を、あの涙を見た後では、何もかもがどうでもよかった。ただ、ひよりの口から、あの夜の出来事の全てを聞き、真相を確かめたい。その一心だった。 悠真は、ひよりをリビングではなく、まっすぐに自分の部屋へと通した。部屋のドアを開け、ひよりが先に中に入るのを促す。ひよりは、迷うように一瞬立ち止まったが、小さく息を吐くと、意を決したように部屋の中へと足を踏み入れた。 部屋の中も、静まり返っている。クーラーの低い稼働音だけが、二人の重い沈黙を強調していた。ひよりは、部屋の中央に立ち尽くし、どこにも視線を向けようとしない。悠真は、部屋のドアを静かに閉めた。その音が、ひよりの肩をわずかに震わせた。 無言のまま、二人は対峙する。悠真の胸は、激しい動揺と、ひよりへの申し訳なさ、そして、まどかへの怒りで張り裂けそうだった。ひよりの瞳には、まだ涙の跡が残っており、その表情からは、深い悲しみと、何かを打ち明けることへの恐怖が読み取れた。部屋の空気は、張り詰めた緊張で満たされていた。♢告白と真実の光 静まり
♢絶望と怒りの咆哮 煌の言葉が、悠真の心臓を鷲掴みにした。まどかの裏切り。ひよりが受けたであろう仕打ち。目の前に立つまどかの顔が、見る間に醜い悪魔のように見え始める。怒りと絶望が、悠真の全身を支配した。 彼は、まどかの手を振り払い、ついさっき見かけたひよりの元へと駆け出した。商店街の人混みをかき分け、迷うことなくひよりが消えていった方向へ向かう。「悠真くん! 行かないで! お願い、行かないで!」 背後から、まどかの悲痛な叫び声が聞こえる。彼女は、悠真の腕に必死に縋りついた。だが、悠真の耳には、その声は届かない。彼の頭の中では、煌の嘲笑うような声と、信じられない真実が、嵐のように渦巻いていた。(煌が言っていたことは、本当なのか!? まどかが、全部仕組んだって!?) あの夏の日々が、走馬灯のように脳裏を駆け巡る。夏祭りでのまどかの不自然なまでの「気遣い」。ゲーム中の、ひよりと煌を執拗に近づけようとした行動。そして、極めつけは、夏休み中の出来事だ。 親が旅行に行っていて、悠真の家でお泊まり会をした夜。皆が寝静まった後、悠真は自分のベッドでひよりを寝かせ、自分はソファで眠っていた。静まり返った部屋の中、かすかな物音で目が覚めた悠真が目にしたのは、悪夢のような光景だった。 暗闇の中、煌がひよりのベッドに忍び寄り、彼女の体をまさぐっていたのだ。ひよりの口から、か細い、抵抗するような、それでいて抑えつけられたような喘ぎ声が漏れていた。悠真は、その光景をただ呆然と見ていることしかできなかった。全身が硬直し、声も出なかった。混乱と恐怖、そして目の前の現実を受け入れられない衝撃に、悠真はただ立ち尽くすばかりだった。 あの時、なぜ動けなかったのか。なぜ助けられなかったのか。後悔と自責の念が、今、まどかの裏切りによって、さらに深く悠真の心を抉る。(まさか、あの時のことも……まどかが……!?) 頭の中で、嫌な想像がよぎる。あの夜の煌の行動も、まどかの企みの一部だったのではないか。そんな悪魔のささやきが、悠真の心を蝕んでいく。「離せよっ!!」
♢過去との対峙、そして確信 その日の帰り道、悠真はまどかに、ひよりを見かけたことを正直に話した。まどかは、黙って悠真の言葉に耳を傾けていたが、彼の正直な気持ちを受け止めるように、そっと彼の腕に自分の腕を絡ませた。「悠真くんが、大丈夫なら、それでいいよ」 まどかの言葉は、彼を信頼し、支えようとする深い愛情に満ちていた。その優しさに触れ、悠真の心に、まどかへの揺るぎない愛が確かなものとして刻まれた。ひよりとの過去は、確かに存在した。しかし、それはもう、彼を苦しめるものではない。まどかという光が、彼の過去を照らし、未来へと導いてくれるのだ。 数日後、学校の廊下で、悠真はひよりとすれ違った。ひよりは、一瞬悠真に気づき、その瞳に微かな戸惑いの色が浮かんだが、すぐに視線を逸らして通り過ぎていった。悠真は、何も言わずにその場に立ち尽くした。かつてあれほどまでに心を揺さぶられた彼女の存在が、今では遠い記憶のように感じられた。 その日の放課後、悠真はまどかの手を握り、いつもの帰り道を歩いた。秋風が二人の髪を優しく撫でる。「まどか」「ん?」「俺、まどかのこと、本当に好きだよ」 悠真の言葉に、まどかは驚いたように目を見開いた後、満面の笑みを浮かべた。その笑顔は、ひよりとの再会で感じた微かな心のざわめきを完全に消し去り、悠真の心を温かい幸福感で満たした。過去は過去として受け入れ、悠真はまどかと共に、確かな未来へと歩み始める。♢煌の登場、そしてまどかの拒絶 二人が駅へと続く道を歩いていると、前から歩いてくる男の影が目に留まった。背が高く、どこか自信に満ちた雰囲気。それは、間違いなく煌だった。彼はスマートフォンを片手に、誰かと楽しげに話している。悠真とまどかの姿を認めると、煌はにやりと口角を上げた。その顔には、以前のような無邪気な笑顔はなく、どこか傲慢な色が浮かんでいるように見えた。「お、風間じゃん。まさかお前と花城が付き合ってるなんてな。世の中、何が起こるか分かんねぇーもんだなっ」 煌は、わざとらしく悠真とまどかを交互に見比べながら言った。その言葉には、どこか悠真を見下
「えへへ♪ そんなことするわけないじゃん!! 当然……悠真くんだけだよっ💕」 そう言うと、まどかは彼の手を自分の頬に押し当て、すりすりと甘えるように擦り寄せた。その柔らかな手の感触と、熱を帯びた肌の温かさが、悠真の掌にじんわりと伝わってくる。彼女の視線が、彼の瞳に吸い付くように絡みつき、彼の心臓を締め付ける。「悠真くんこそ……他の女の子を見ちゃダメだよ? ね? 私だけを……見てて……」 最後の言葉は、囁くようにか細く、ほとんど吐息に近かった。その声には、僅かな不安と、彼への純粋な願いが込められている。まどかは、悠真の腕の中にすっぽりとおさまったまま、彼の首筋に顔を埋めて、その白い指先で彼のTシャツの生地を弱々しく、しかし確かに握りしめた。 そのいじらしい仕草と、独り占めを懇願するような甘い口調に、悠真の胸は締め付けられ、抗いがたいほど愛おしさが込み上げてきた。彼はもう、何も言葉にできなかった。ただ、まどかの柔らかい背中に腕を回し、彼女の体をぎゅうと抱きしめ、その小さな頭に何度となく優しいキスを落とすことしかできなかった。 彼女の甘い吐息が、彼の肌を温かく撫で続ける。その全てが、彼にとってかけがえのない宝物のように感じられた。♢穏やかな朝の訪れ 翌朝、悠真が目を覚ますと、まどかが隣で穏やかな寝息を立てていた。朝日がカーテンの隙間から差し込み、まどかの顔を優しく照らしている。彼女の寝顔は、安らかで、まるで天使のようだった。悠真は、まどかの柔らかな髪をそっと指で梳き、その温もりを感じた。 この数ヶ月間、悠真の心は嵐の中にあった。ひよりへの裏切りと絶望、そして自己嫌悪。しかし、まどかが、まるで嵐の後の静かな港のように、彼を優しく包み込んでくれた。彼女の存在が、悠真の心の傷を癒し、再び光を見せてくれたのだ。 まどかの瞼がゆっくりと開き、潤んだ瞳が悠真を捉えた。彼女は、寝起きの少し掠れた声で、「おはよう、悠真くん」と囁き、ふわりと微笑んだ。その笑顔は、悠真の心を温かい幸福感で満たした。「おは
「あっ、んんっ……んあっ……あぁっ!」 深い場所を抉られるような感覚に、まどかの嬌声が漏れる。背後から自身を支える悠真の腕にも力が入る。自身が場所の奥底に突き当たるたびに、まどかの体は大きく跳ね上がり、ベッドが激しく揺れた。自身が場所の壁を擦るたびに、これまでとは異なる場所が刺激され、新たな快感がまどかの全身を駆け巡る。「ああ……ん……やめて……でも……もっと……!」 まどかの悲鳴のような叫び声が、悠真の鼓膜を震わせる。彼は、彼女の懇願を無視するように、リズムをさらに速めていく。背後から伝わる自身の熱と硬さが、まどかの理性を溶かしていく。自身の脈打つ感覚が、まどかの奥深くで共鳴し、これまで感じたことのない絶頂へと彼女を誘う。まどかの耳元で彼の荒い息遣いが直接響き、その熱気が肌を撫でるたび、彼女の鼓動がますます速まり、まるで彼と一つになるかのように重く、そして力強く脈打った。 しばらく激しい自身の動きが続いた後、悠真は再び動きを止めた。彼は、まどかの腰を掴み、今度はゆっくりと、自身を場所の中で回転させた。これまで刺激されていなかった場所が自身にマッサージされ、まどかの体には新しい波の快感が押し寄せる。「きゃ……ああ……な、に……これ……!」 まどかの声は完全に制御を失い、ただ快楽に溺れるままに自身を委ねる。悠真は、彼女の反応を感じながら、自身のリズムと角度を繊細に調整する。自身の動きのたびに、まどかの場所の内側の筋肉が脈打ち、自身を強く吸い付く。その感覚が、悠真の理性をも狂わせる。快感に蕩けたまどかの瞳は、光を吸い込んで潤み、その奥で彼の姿を捉えようと微かに震えていた。その視線が交差するたび、二人の間に一層濃い熱が生まれた。互いの肌が擦れ合うたび、汗で湿った部分が吸い付くような粘り気を感じさせ、その摩擦音は高揚した二人の呼吸音に溶け込んでいく。 そし
「んあっ……」 まどかの肌が初めて彼の目に現れた時、悠真は息を呑んだ。午後の淡い光が、彼女の雪のように白い肌を、まるで発光しているかのように照らし出している。その肌は、触れれば溶けてしまいそうなほど柔らかく、微かな産毛さえも愛おしく感じられた。 彼は、ため息交じりに彼女の肩から鎖骨へと唇を滑らせた。温かい息が触れるたびに、まどかの肌には粟立つような鳥肌が立った。甘い香りが悠真の鼻腔をくすぐり、彼の理性を揺さぶる。まどかの首筋から肩甲骨を伝うように、悠真の舌が這っていく。かすかに汗ばんだ肌は、滑らかでありながら、ねっとりとした甘い感触を彼に伝えた。熱を帯びた二人の肌からは、甘くもどこか生々しい混じり合った香りが立ち上り、まどかの体から発せられる蜜のような匂いが、悠真の鼻腔を甘く刺激して意識を酩酊させた。「きゃ……ん……悠真くん……」 まどかの甘い喘ぎ声が、彼の耳元で震える。彼女の手は、彼の髪に絡みつき、彼の頭を彼女の体へと引き寄せた。 悠真の舌が、まどかの柔らかな乳房を舐め上げると、まどかの体が大きく震え、小さな悲鳴のような吐息が漏れた。乳首が、彼の舌の感触に反応して硬く蕾み、敏感に脈打つ。口内に広がる、まどかの肌のわずかな塩気と、甘く濃厚な香りが混じり合う。悠真は、その全てを慈しむように、ゆっくりと、しかし熱心に愛撫を続けた。 深く呼吸をするたび、まどかの髪に残るシャンプーの甘い香りと、汗によって際立つ彼女自身のフェロモンの匂いが入り混じり、抗いがたいほど魅惑的な匂いの渦が悠真を包み込んだ。 悠真は、まどかの温かい肌の感触、甘い吐息、そして彼女の甘く少し切ない喘ぎ声に、意識を奪われていくようだった。彼の指先が、まどかの太ももの内側を優しくなぞると、まどかの体が小さく跳ねた。「んっ……ふぅ……」 もう片方の手は、彼女の柔らかな臀部を包み込むように撫でる。熱を帯びた肌が、彼の掌に吸い付くようだった。 彼は、彼女の細い腰を強く抱き寄せ、自身の体